It lives both. 2
  A new meeting changes the fate.
(新たな出会いが運命を変える。)
 














はあれからすぐに実家を後にした。
目指す先はホグワーツ特急便。
キングクロス駅9と3/4番線。




ガラガラと背後から聞こえる音に少し懐かしさを感じた。







に与えられた時間は丸々一年。








それでもは只、親友の忘れ形見に会うと思うと気持ちは重かった。
もし、ハリーの命の危機にはそれを助けるとする。
それでも正体を知ればきっと感謝は憎悪へと変化することをは知っている。
ハリーの憎むべき相手に最も近いのは自分だから。













***













荷物を任せ、ただは単身で列車に乗り込んだ。
この揺れる汽車の感覚を感じるのももう何十年前のことになるのか。

走る汽車から見える景色に目を奪われた。
にとって何十年かのことがまるで昨日のように感じた。

そんな時だった。





「わっ!」






がよそ見して歩いていたので前から歩いてきた少年にぶつかったのだ。
それでもは少年を見た。
そこには一目で分かる人物が立っていてその現実には目を見開いた。






「ごめん、大丈夫だった?」
「ええ。こっちこそごめんなさい。余所見をしていたの」





が深くお辞儀をすると少年は対上部というように顔を横に振った。
そんな隣で二人のやり取りをみていた少女がに声をかけた。







「見ない顔ね。一年生・・・じゃないわね?」
「今年から一年間だけ体験入学するの。三年生に」
「名前はなんていうの?」








只、ハリーの問いには淡々と答えた。
だが、内心では少しうれしくも感じた。
彼らと仲良くするということは彼と会える確率があがるということ。






「僕は―・・・」
「知ってる。ハリー・ポッターでしょ?
 その隣の男の子がロン・ウィーズリーで女の子がハーマイオニー・グレンジャー。
 アル・・・ダンブルドアに優秀な生徒だって聞いてるわ」




名前を言い当てるに三人は驚いたように目を見開いた。




「どうして僕がハリーだって?」
「あなた、自分の傷のこと忘れたの?」



ハーマイオニーがハリーの傷を指差して言った。
は彼女の意見に賛成するように頷いた。
が、心境はその意見に賛成はしていなかった。
がハリーのことを一目で分かったのは彼がとても父に似ていたからだ。








「ところではどうして三年生から?しかも一年間だけ体験ってどういうことさ」
ロンが不思議そうにに視線を向けた。
「あー・・・うん。私、ホグワーツに行ってみたいですって通ってる校長にお話したの。
 そしたらすぐに三年生に一年間だけいることになったの」
!あなたって優秀な魔女なのね!」








ハーマイオニーは嬉しそうに目を光らせた。
「そ、そうかな?」と曖昧に返事を返したと同時には何だかやり切れない気分に陥った。
学生時代のときはとても成績の浮き沈みが激しかったしよく次席のシリウスや監督生のルーピンに勉強を見てもらったりした。
成績がいいとはあまりにも、言えなかった。
はこの十二年間、色んな本を読み漁っておいて助かった、と安堵のため息をついたのだった。